お知らせ 瀧養蜂場の一部業務休止について

 当サイトを閲覧頂き、誠にありがとうございます。瀧養蜂場 共同経営者 瀧悠一です。
 表題の件につきましてお知らせいたします。

 代表の瀧直己ですが、本日手術を受けるため入院いたしました。入院期間及びリハビリ期間中、瀧養蜂場の業務を一時休止いたします。収穫に向けた日常的なミツバチのメンテナンス等は共同経営者が可能な限り行いますが、みつばちの回収依頼などの作業につきましては、原則お引き受け出来なくなります。(※みつばち回収依頼は富士市役所へ相談した場合、瀧養蜂場に連絡が入りますが、そちらの対応もできかねますのでご了承下さい)

・2023年12月13日 更新
 X(旧Twitter)にて書いた通り、代表は無事に退院しましたが、まだ完全に業務を再開しておりません。また、ここ最近の天候不順(というよりも気候変動?)の影響で、はちみつの採取が出来ない状況が続いております。
 そのため、現在すべてのお問合せ等を受け付けしておりません。大変申し訳御座いませんが、業務再開までしばらくお待ちくださいますよう、お願い申し上げます。

 業務再開時は改めてウェブサイト・Facebook及びTwitterにて告知をいたします。
 以上 よろしくお願い致します。

間もなく開業から11年、本年も宜しくお願い致します。

 令和5年となりました。本年もよろしくお願い致します。
 まずは、しばらく投稿が空いてしまい、申し訳ありませんでした。昨年は色々あり過ぎて、ウェブサイトのほうを触るような状況ではありませんでした……。
 結論から申し上げますと、蜂蜜の収穫はゼロでした。本当にゼロ。一滴も絞れない。こんなことある?って状況です。十周年なので、採取できたら盛大に何かやろうと思っていたのですが……一滴も採取できない、なんて初めての事態で、正直何がどうなっているのか、私達も分かりません。
 ただ、ひとつ言えることがあるならば、気候変動の影響は確実に出始めているのかな、というところです。雨の日が多く、夏は酷暑。セイヨウミツバチにとっては非常に「やりにくい」環境だったのだと思います。ただ、ミツバチの数自体は非常に多く、回収依頼も過去最高を更新しました。(これは前回の投稿に述べた通りです)

 ですが、花が無い。あっても咲かない。咲いても蜜を吹かない。どういうことなのか、と、代表と一緒に首を傾げました。今年はそんな状態にならなければ良いのですが……。

 このような状況ですので、ハチミツの問い合わせについては現在、全くお受け出来ません。ご了承下さい。

 さて、昨年、何があったのか。

 まずは家族が骨折しまして。私が介助しておりました。手術したのは一昨年……だったと思うのですが、その後もう一度別の場所を折りまして。なかなか山に行けず。この回復に結構時間が掛かりました。
 しかも代表も骨折。肋骨だと思うのですが確実に折れていた。固定でなんとか凌いでいたものの、痛いのは間違いなく。初夏くらいだったと思いますが、こちらもしばらく大変でした。

 夏の頃、我が家で番犬をしていた犬が老衰で死亡。18歳6か月と長生きさんでした。前後1か月くらいはこの件絡みとミツバチ回収でバタバタしていました。

 勿論、手が足りず私も動きました。写真は弟にお願いして撮影して貰ったもの。過去十年、みつばちの回収依頼は多くても年に3回くらい。ところが昨年は10回くらいあったと思います。理由は不明。

 この後、例の集中豪雨というか、静岡・清水のほうで甚大な被害が出た例の線状降水帯、うちも多少被害が出ました。毎度お馴染み、加工場のドアが全壊に近い状態に。直したいけれど修理代が出ず、現在修理待ち。
 秋になって、このままだと本当に蜂蜜がとれないぞ、という状況になってもダメ。ミツバチの勢いが落ちていく。泣く泣く給餌を行い、蜂蜜の採取は断念せざるを得ない状況になったのでした。恥ずかしい話ですが、年を追うごとに蜂蜜の採取量が減っています。ミツバチが増えても採取出来ない、しかも場所は分散させているのに、どこからも採取できない、という状況です。(※どうも傾向のようで、エリア内の養蜂家さんも割と皆さん苦しんでいる模様)
 そして最後のダメ押しとばかりに、体調が明確におかしいという代表(父)に胃がんの疑いが。精密検査で胃潰瘍と診断されましたが、放置するとガンになりかねないという事で、現在進行形で治療中です。
 他にもこちらには書けない事が目白押しだったのですが、ちょっと昨年は仕事にしても私事にしても「酷い一年」でした。

 今年こそは採取したい。というより、売上ゼロっていう数字が続いたら、流石に廃業を考えなければならなくなる。それは避けたいところです。

みつばち回収に関するお知らせ・ミツバチを見つけたら

◆こちらの情報は2022年のものです。
 現在、瀧養蜂場は代表者療養中(こちら参照)、回収依頼については可能な限り対応したいとは思っておりますが、どこまで対応できるか不明です。ご了承下さい。

 本年(2022年)は過去にない程に、みつばち回収の依頼が入ってくるため、緊急でお知らせします。
 通常、瀧養蜂場には年に2~3回程度、みつばちの回収依頼が入ります。ちょっと見えにくいかもしれませんが、写真にあるような蜂球(ほうきゅう)が木にぶら下がっているから何とかしてほしい、とか、家の屋根裏や壁の中にミツバチが出入りしているので何とかしてほしい、とか。対応可能であれば回収に伺うようにしておりますが、代表が多忙のため、全てに対応するのが困難な状況です。

みつばちの回収をする共同経営者

 ちなみに本年、富士市役所の市民安全課からの相談もあり、市民安全課に届くミツバチ回収に関する話は、市役所経由で当方がお話を伺うようになっております。(※スズメバチの駆除は市役所さんのお仕事ですので、当方では受けられません)

 また、現在の富士市はちょっと特殊で、富士川より西側のエリアは富士市であっても養蜂協会の富士地区ではないため、対応できません。これは静岡県養蜂協会の富士地区支部が富士川より東側の富士市と富士宮市が管轄地域で、西側は別エリアとなっているためです。
 ですので、瀧養蜂場で対応可能なエリアは「富士川以東の富士市と富士宮市」です。沼津市についてはエリア外ですが、養蜂家さんが見つからない・対応できない場合に沼津市西側エリアについては緊急的に対応可能な場合があります。但し、原則管轄エリア外のため、近くの養蜂家さんを探すことを強くおすすめします。富士宮市については養蜂家さんが多いので、こちらに連絡するよりも近くの養蜂家さんのほうが対応が早いと思います。

 ***ここまで富士市付近にお住まいの方向け***
 ***ここからは近隣に限らずネット上で情報を探している方向け***

 それでは、改めて「ミツバチを確認した時の対応」について、困っている方のために掲載いたします。

続きを読む

お陰様で10周年を迎えることが出来ました!

 いつもご覧くださり誠にありがとうございます。共同経営者・瀧悠一です。
 なんと本日、創業から10年を迎える事が出来ました!(瀧養蜂場は2012年4月11日開業です)
 誠心誠意でお仕事を続けて参りましたが、もう10年も経ったのか、と驚き、同時に、まだ10年なのか、という感覚もあります。
 ここ数年は天候不順や花の減少等が進み、需要に対して供給が非常に限られた状態となっており、大変申し訳なく思っております。様々な工夫や蜜源の確保策をとっているのですが……割と天気に裏切られ続けております。

撮影:Konica S2 FUJIFILM NEOPAN 400 PRESTO自家現像 撮影者:瀧悠一

 本来であれば代表のコメントや動画等も用意すべきだったのですが、私のほうは家族が負傷して介助を行っていたり、地域広報に関わっていてうまく時間がとれず。代表は地域(まちづくり協議会)の役職に就いたりと、ちょっと今は業務と地域関連の事で手が離せない状態となっています。(※ミツバチの調子は、今年は比較的良好です。珍しく三度も雪が降ったのに……)

山の拠点にてドローン空撮(撮影:teramiss https://twitter.com/teramiss3000 )航空法等各種関連法準拠・フライトプラン提出済

 ちょっとバタバタしておりますが、何とか動いておりますので、はちみつはもう暫くお待ちください。現在は春のミツバチ増やし期間中です。
 10周年の何か企画とか出来ないかな……出来るかな……と、こっそり考えております。何かありましたらTwitter・Facebook等でも告知していきますので、そちらもよろしくお願い致します。

現在の状況とメンテナンスのお知らせ

 瀧養蜂場 共同経営者の瀧悠一です。
 瀧養蜂場ウェブサイトをご覧頂きまして、ありがとうございます。
 諸々の事情により前回更新から時間が空き、大変申し訳御座いませんでした。おしらせが2点御座います。

メンテナンスについて

 契約先サーバーメンテナンスのため、2月5日から7日の間、瀧養蜂場ウェブサイトが閲覧できなくなります。また、メンテナンス完了後、WordPressの設定変更が必要になった場合は、修正作業が完了するまでエラーページが表示されることがあります。
 可能な限り迅速に対応しますので、閲覧不能時は数日お待ち頂ければと思います。

現在の状況について

 前回の更新からかなり時間が経過した点、まずは重ねてお詫び申し上げます。
 昨年後半は、家族の負傷と手術、リハビリで時間を奪われていました。
 ひとまず状況は落ち着きましたが、今度は極端な寒さでミツバチが壊滅寸前となっており、どうしたものかと頭を抱えております。(※この地域としては非常に珍しく、昼間に降雪があるほどの寒さでした)
 はちみつの収穫については、前回投稿にあったように、気象条件が非常に悪く、昨年もほぼゼロと言える量で、なかなか実店舗・ネットショップ共に商品の設置が出来ない状況が続いています。安定した収量確保のために様々な対策を施しておりますが、思うようにいかず、更に天候に邪魔をされており、本年についてもどうなるか分からない状況です。

 尚、昨年春に試験的に果物(すもも)の販売を近隣店舗にて実施しましたが、こちらについては実つきが良ければ本年も実施予定です。果樹の性質上、周辺の果樹や天候によって実がつかないことも考えられますので、販売時はこちらで改めてお知らせいたします。

お電話でのお問い合わせにつきまして

 お電話で様々なお問い合わせを頂いており、電話を受けられる時は応対しておりますが、原則として留守番電話にしております。一方的に時間をとられる勧誘電話が多いことと、山に出掛けて電話に出られないことが多いためです。
 留守番電話にメッセージを録音して頂ければ、後程折り返し連絡いたしますので、この点よろしくお願い致します。尚、在庫についてのお問い合わせについては本ウェブサイトに書かれている以上の情報は御座いません。ローヤルゼリーやプロポリスについても同様です(取扱をしていません)。併せて、健康維持等の質問や見解については薬事法の規制内容となりますので、一切の回答をいたしません。

 以上、宜しくお願い申し上げます。

令和三年大雨被害について(第二報)&緊急事態宣言に伴う対応について

 瀧養蜂場 共同経営者の瀧悠一です。いつも瀧養蜂場をご覧頂きまして、ありがとうございます。
 先日の投稿に引き続きまして、8月に入ってからの悪天候が追加となりましたので追加でご報告いたします。また、緊急事態宣言に伴う対応についてお知らせいたします。

・緊急事態宣言・蔓延防止等重点措置について

 静岡県にも蔓延防止等重点措置が出された後、本月20日より緊急事態宣言が発出されました。富士市においても連日30人から40人程度の新型コロナウイルス感染症の新規陽性者が確認されております。(本記事執筆時:8月21日早朝現在)
 現段階では「セルフロックダウン」が推奨されており、瀧養蜂場の配達範囲は市内に限らないため、また、当月実施予定だった養蜂協会の会合等も中止、まちづくりセンター(※公民館のこと)も一般貸館業務も中止となっているという状況を鑑み、当面の間(少なくとも緊急事態宣言発出中)は瀧養蜂場の業務を一時停止することとしました。

 一時停止する業務については以下の通りです。
・はちみつの配達/発送業務 →採取した蜂蜜については一時保管
・電話応対 →販売状況の確認等のお電話が多いため。どうしてもお返事の必要な連絡の場合は留守番電話に録音して頂くか、名刺をお持ちの方は記載の携帯電話番号へお願いします。

 はちみつの配達については大雨被害についての項目(下記)もご覧ください。

・令和三年大雨被害について(第二報)

 続きまして、令和三年の大雨被害についての続報です。
 7月の大雨被害についてですが、ひとまず加工場の一部損壊程度、みつばちが1群絶えてしまった程度で何とか済みました。その他の機材についての被害はありません。(近くで850mm近い累加雨量があったのに、よく被害がこれで済んだものだと驚いています)

 さて、8月に入ってからの長雨についてですが、こちらは現段階では建物や施設への被害は発生しておりません。修理しようとしていた加工場のドアが更に深刻な被害を受けている程度です。
 ミツバチの状況については執筆中の現段階で、代表が確認のために巡回検査中。ずっと雨続きだったため、蜜切れによる餓死を心配しております。

 このような状況のため、また、先に挙げた通り緊急事態宣言の発出もありまして、現段階で蜂蜜の販売は目途がまったく立たない状況となっております。
 採取出来て、販売店へ配達する場合であっても、しばらくは様子見を予定しています。(配達することが出来るようになりましたら、こちらできちんとお知らせいたします)

 皆様よりたくさんのご要望を頂いておりますが、天候の不良、何より感染症の蔓延防止の観点から、しばらくは上記の対応となります。お取引先様をはじめ、皆様にはご迷惑をお掛けいたしますが、ご理解とご協力の程、宜しくお願い申し上げます。

令和3年大雨被害について

 瀧養蜂場 共同経営者の瀧悠一です。いつも瀧養蜂場をご覧頂きまして、ありがとうございます。
 さて、表題の件についてお知らせします。

 本年7月初頭に、静岡・神奈川・千葉を襲った大雨について、被害状況が見えてきました。家族が入院・手術したタイミングだったこともあり、また、その後も雨が続いており、状況確認がすべて済んでおりませんが、現在分かっている範囲の状況について、お知らせします。
※在庫についてお問い合わせのメール・電話等を頂いておりますが、現在回答できる状況にありません。ご了承ください。

物理的被害について

 現在確認済みの物理的被害はそこまでではないようです。ひとまず加工場の扉が大雨に叩かれて中破しております。
 ドアとしての機能は果たしておりますが、散々雨が打ち付けたために表面の処理が潰れ、開かない(乾くとなんとか開く)というユニークな状況です。建物内と、施設に関しては今のところ被害はないようです。乾かした後、戸を一度取り外し、板を剥がして防腐処理をし、新しい板を打ち付ければ……多分、大丈夫かと。(コロも修繕が必要かもしれませんが、日曜大工程度で何とかなりそうです)

 ミツバチ設置場所付近の被害は、目立つような被害はないようです。但し、すべて確認した訳ではないので現在の報告は暫定です。(直近の降雨量観測点のデータは、累加雨量※1 は550mm超でした。さらに上流側では800mm超を記録しています 静岡県公式ホームページの大雨情報のページ、第14報のPDFにある「富士市大渕」が瀧養蜂場の上流側になります)
 富士市・沼津市の低地は冠水・浸水の被害が出ており、瀧養蜂場の活動エリアも含まれておりますが、低地にはミツバチの箱を置いていませんでしたので、そちらの被害はありませんでした。加工場も浸水被害はありません。(ただ、管理地のひとつにアクセスできるか心配です。古い小さな石橋が架かっているのですが、大雨で流されかねないので……)

※1 累加雨量:降り始めからの雨量の加算、6時間降雨が無いとリセットされる

ミツバチ被害について

 こちらは割と深刻かもしれません。十日間ほど雨続きで(今日はなんとか曇り程度ですが)、餓死群が出ました。集蜜期なので給餌するわけにもいかず、たとえ給餌するにしても雨続きで箱を開けることも出来なかったため、どうすることも出来ませんでした。

 昨年も7月に長雨(1か月の雨)が続き、大惨事になりました。もし、このまま雨がさらに降り続いた場合、被害拡大が予想されます。弱い群については給餌して維持することも考えています。(但し、給餌した群からは採蜜出来ないので、かなり判断に迷いがあります……)

はちみつの出荷について

 たくさんお問い合わせをいただいております。先日、近所の商店「タカハシ」に少量だけ出荷しましたが、即時完売との報告が入っております。
 採取でき次第、さらに出荷したいと思いますので、もうしばらくお待ちください。コロナウイルス感染症の影響による包材等の仕入れ遅れは解消しましたが、またいつ発生するか分からないため、以下のリストは暫定です。
 今後の出荷スケジュールは(順調に推移すれば)以下の順番です。
・ぱん工房ハイホー(富士岡・瀧養蜂場2件となり、小サイズ取扱)
・大村薬局(中里・根方街道沿い、小・中サイズ取扱)
・はなぱん(沼津市我入道、小・中サイズ取扱)
・タカハシ(富士岡・根方街道富士岡交差点、中・大サイズ取扱)
・産直市いづみの里(今泉・根方街道沿い、今泉農協敷地内、全サイズ取扱)

 なお、ボトルは「原材料の配送遅延による製造遅延」が、ビン類は「製造メーカーの縮小や廃業」が話として挙がっており、当方で使用する包材について、今後トラブルが発生した際は予告なく規格変更を行う可能性が御座います。

 報告は以上となります。
 瀧養蜂場のはちみつをお待ちの皆様には、商品をお届け出来ずご迷惑をお掛けしております。当方も採取や育成について工夫しておりますが、天候には勝てないので、天気の回復までお待ちください。
 なお、ミツバチの育成については本年は「良」です。餓死群は出ましたが、餓死しない群については非常に強いため、今度天気が回復すれば多少の収量は期待出来そうです。昨年が余りにも酷過ぎた、というのが本音ではありますが……。(昨年は収穫ゼロでしたので)

瀧養蜂場は9周年を迎えました。

 瀧養蜂場 共同経営者の瀧悠一です。
 昨日、瀧養蜂場は9周年を迎えました。ここ数年は不作続きで非常に困り果てている状況ですが、現在、今年の蜂蜜収穫に向けて準備を進めています。各ソーシャルメディア等で様々なリアクションを頂いており、はちみつが販売できず心苦しいと同時に、今度こそ、今年こそ、と励みとなっております。

(本当は、9周年について昨日更新したかったのですが……コンピュータが不調で、記事を書こうとするとウェブブラウザが突如動かなくなる、という症状に陥ってしまい、この記事もいつブラウザがハングアップするのかと恐々としながら執筆中です)

 写真は4月7日に撮影したものです。ここに掲載するために撮影したわけではないのですが、状況が分かると思いますので掲載することにしました。
 昨年の今頃はこのような状況にはなく、とにかく蜜蜂を絶やさないようにするので精一杯でした。(そして7月の豪雨・長雨で完全におかしくなってしまいましたが……)
 今年は雨が少なく、暖かい日が比較的多い……というより寒い日が少ないようで、代表が手に持っている巣を見て頂ければわかるように、現段階では「非常に順調」に数が増えております。現在、ミツバチヘギイタダニ対策を行っていますが、それが完了次第、新蜜を取扱店に順次設置する予定です。(※春と秋の恒例行事。ここで欲を出して手を緩めると、あっという間に蜂群が瓦解してしまう)

 準備が完了し、販売を開始しましたら、こちらで順次告知を行って参ります。もう暫くお待ちください。
 今後も瀧養蜂場をよろしくお願い申し上げます。


 ところで、不織布ツナギ(代表が着用しているツナギ)の品薄は解消されたのでしょうか。昨年、コロナやら豚熱(旧称:豚コレラ)、鳥インフルやらで年間を通して入手できず、大穴が開くまで使いまわして何とか凌いでいました。よくテレビで保健所職員が着ている白いディスポのツナギの正体が恐らくこれで、非常に苦労させられました。厚手のビニール手袋のような生地の防護服もありますが、直射日光の下で風の通らない素材の防護服を着用したら熱中症で倒れてしまいます……。

 あと気になるのが気候で、暖かいのは歓迎なのですが、あまり温暖過ぎると大雨が心配になります。昨年の長雨は本当に地獄でした。記憶が正しければ、ほぼ一か月ほど雨続きだったと思います。その後に好天が続いたので何とか今年に繋げる事が出来ましたが、もし雨が多いままだと思うと、ぞっとします。


 更に補足です。
 時々問い合わせを頂く話なのですが、現在、静岡県養蜂協会富士地区支部の支部長は、瀧養蜂場 代表の瀧直己が務めております。また、静岡県養蜂協会富士地区支部の事務局は、私、瀧悠一です。
 静岡県養蜂協会富士地区支部の会員の方は、近日お届けします総会資料に連絡先が記載されておりますので、そちらをご確認下さい。
 それ以外の方で何か御座いましたら、瀧養蜂場の電話番号までお問い合わせください。(迷惑電話防止のため、常時留守番電話となっております。ご用件を録音して頂ければ後程折り返し連絡いたします。FAXについても瀧養蜂場のFAX番号へお願いします)

 富士地区は、富士市と富士宮市(いずれも原則富士川以東)が担当エリアです。県内県外問わず、他地区の飼育者さん等の情報につきましては保安上の都合により我々も知ることが出来ません。他の地域のお話をされても分かりませんのでご了承下さい。
 上位団体である日蜂協についてはこちらをご確認下さい。静岡県養蜂協会については 054-272-8883 まで。※飼育に関する質問等には日蜂協および静岡県養蜂協会ではお答え出来ません。

 また、改正養蜂振興法が平成25年に施行されました。趣味でみつばちを飼育する場合であっても、自治体への飼育届の提出が義務付けられました。詳細はこちら(静岡県ウェブサイト・畜産振興課)
 また、年に一度、みつばち腐そ病検査があります(1箱あたり数十円程度)のでご協力を宜しくお願い致します。また、万が一、腐そ病が発生した際は、ただちに地域の家畜保健所へ届け出を行ってください。

本年の蜂蜜の販売について

 瀧養蜂場 共同経営者の瀧悠一です。
 さて、本年の蜂蜜についてですが、ぎりぎりまで粘ってみましたが……結局ダメでした。収穫量はゼロです。
 代表と話していたのですが、相当おかしな状況になっていることは間違い無い、という感じです。(すべての箱でミツバチの自然分蜂が一度も発生しない、女王の更新すら行われた痕跡がない、という異例の事態)

 気候変動……または異常気象が理由だと思われますが、昨年も今年もひたすら「ひどい」という状況です。地域内でも同様の声が出ておりまして、うちだけが壊滅的という訳では無さそうです。(ちなみに何故か、この時期になってミツバチ達が急に元気になってきました。給餌で元気になるということは、本来なら流蜜期にあるはずの蜜源が壊滅しているという事ではないかと思われます)
 何か対策を、と思うのですが、天候には勝てず……。

 ひとまず、来年に向けて蜜蜂の数を増やすことに注力したいと思います。
 瀧養蜂場の蜂蜜が欲しい、という連絡がたくさん届いており、皆さまにお断りの連絡をするばかりで本当に申し訳なく思っております。来年こそは、と鋭意準備を進めておりますので、翌年度までもう暫くお待ち下さい。

令和2年7月豪雨の影響について

 いつも瀧養蜂場ウェブサイト・Twitter・Facebookページをご覧頂きまして誠にありがとうございます。共同経営者 瀧悠一より、本年の状況につきましてお知らせいたします。
 まず、告知が遅くなり大変申し訳ございませんでした。メールや電話でのお問い合わせ、そして瀧養蜂場まで直接お越し頂いた方も多く、しかしながら商品を提供出来ないという状況が続いており、現在もそのような状況となっております。

薙ぎ倒された植物
令和2年7月豪雨の被害・強雨と暴風によって完全に薙ぎ倒されてしまったピーマン苗

 まず、ミツバチの被害・はちみつの状況についてお知らせします。
・現在飼育しているミツバチの25%が、長雨による影響を受けて蜂群崩壊(長雨によるエサ不足によって餓死等)
・25%がスムシ(ハチノスツヅリガ)の食害を受けて蜂群半壊、ただいま立て直し中)
・25%が餌不足により活動規模抑制状態のまま(ミツバチの数が増えない)
・残る25%は順調に数を増やしている

 という状況になっております。つまり飼育しているミツバチのうち、75%が当面、採蜜の計画すら立てられないという状況に陥っております。
 豪雨によるその他被害については、加工場のドアが長雨と風で半壊、同じく延々降り続く雨で洗浄・乾燥処理をしていた巣板(ミツバチの箱に差し込む板)が回復不能な程に朽ちてしまい、花粉源として畑で育てている野菜等も育たない上に腐っていくという、どうしようもない状況に陥っています。

 残り25%の蜂群は何故か元気なので、しばらくはそっちの働きを期待したいところですが……とにかく晴れない(7月上旬、3日ないし4日から本日まで、晴れた日は1日か2日しかない、あとはすべて一日のどこかで降雨)という状況で、当然日差しが無く蜜源となる花も咲かない(あるいは咲いても蜜が雨で流れてしまう)ので、現状ではいつ出荷が出来るのか、まったく分からない状況です。

 こういう状況は昨年も同じでしたが、今年は昨年よりさらに酷いかもしれません。
 はちみつが採れ、店頭に並べるタイミングになりましたら改めてお知らせしますが、このまま悪天候が続き、真夏に極端な猛暑となった場合、数量は非常に限られたものになると思われます。
 お待ち頂いている皆様には大変申し訳ありませんが、天候と蜂群の回復まで、もうしばらくお待ちください。