令和5年となりました。本年もよろしくお願い致します。
まずは、しばらく投稿が空いてしまい、申し訳ありませんでした。昨年は色々あり過ぎて、ウェブサイトのほうを触るような状況ではありませんでした……。
結論から申し上げますと、蜂蜜の収穫はゼロでした。本当にゼロ。一滴も絞れない。こんなことある?って状況です。十周年なので、採取できたら盛大に何かやろうと思っていたのですが……一滴も採取できない、なんて初めての事態で、正直何がどうなっているのか、私達も分かりません。
ただ、ひとつ言えることがあるならば、気候変動の影響は確実に出始めているのかな、というところです。雨の日が多く、夏は酷暑。セイヨウミツバチにとっては非常に「やりにくい」環境だったのだと思います。ただ、ミツバチの数自体は非常に多く、回収依頼も過去最高を更新しました。(これは前回の投稿に述べた通りです)
ですが、花が無い。あっても咲かない。咲いても蜜を吹かない。どういうことなのか、と、代表と一緒に首を傾げました。今年はそんな状態にならなければ良いのですが……。
このような状況ですので、ハチミツの問い合わせについては現在、全くお受け出来ません。ご了承下さい。
さて、昨年、何があったのか。
まずは家族が骨折しまして。私が介助しておりました。手術したのは一昨年……だったと思うのですが、その後もう一度別の場所を折りまして。なかなか山に行けず。この回復に結構時間が掛かりました。
しかも代表も骨折。肋骨だと思うのですが確実に折れていた。固定でなんとか凌いでいたものの、痛いのは間違いなく。初夏くらいだったと思いますが、こちらもしばらく大変でした。
夏の頃、我が家で番犬をしていた犬が老衰で死亡。18歳6か月と長生きさんでした。前後1か月くらいはこの件絡みとミツバチ回収でバタバタしていました。
勿論、手が足りず私も動きました。写真は弟にお願いして撮影して貰ったもの。過去十年、みつばちの回収依頼は多くても年に3回くらい。ところが昨年は10回くらいあったと思います。理由は不明。
この後、例の集中豪雨というか、静岡・清水のほうで甚大な被害が出た例の線状降水帯、うちも多少被害が出ました。毎度お馴染み、加工場のドアが全壊に近い状態に。直したいけれど修理代が出ず、現在修理待ち。
秋になって、このままだと本当に蜂蜜がとれないぞ、という状況になってもダメ。ミツバチの勢いが落ちていく。泣く泣く給餌を行い、蜂蜜の採取は断念せざるを得ない状況になったのでした。恥ずかしい話ですが、年を追うごとに蜂蜜の採取量が減っています。ミツバチが増えても採取出来ない、しかも場所は分散させているのに、どこからも採取できない、という状況です。(※どうも傾向のようで、エリア内の養蜂家さんも割と皆さん苦しんでいる模様)
そして最後のダメ押しとばかりに、体調が明確におかしいという代表(父)に胃がんの疑いが。精密検査で胃潰瘍と診断されましたが、放置するとガンになりかねないという事で、現在進行形で治療中です。
他にもこちらには書けない事が目白押しだったのですが、ちょっと昨年は仕事にしても私事にしても「酷い一年」でした。
今年こそは採取したい。というより、売上ゼロっていう数字が続いたら、流石に廃業を考えなければならなくなる。それは避けたいところです。