瀧養蜂場では、通常のはちみつ以外のものにも「こだわり」を持ち、ひとつずつ丁寧に作っています。
- 垂れ蜜(たれみつ)
垂れ蜜とは、蜜の溜まっている巣を太陽光による熱と重力によって自然落下させて採取されるはちみつの事です。ですが、私たちは気付きました。
「太陽光による温度上昇も、熱を加えていることにならないか?」
……そこで、瀧養蜂場の「垂れ蜜」は、独自の方法で採取しております。- 太陽光には当てない。
- 当たり前ですが、遠心分離したはちみつを混ぜない。
- はちみつを採取する際に、蜜蝋によって閉じられた巣(フタがされている部分は十分に熟している)を開ける際に出る蜜のみを極力集める。
- 重力に従って、はちみつがゆっくり落ちるのを待つ。
手 間と時間が非常にかかる作業ではありますが、この方法で採取したはちみつは同系統のロットと比較すると香りや濃厚さが違います。現に、実店舗には「垂れ 蜜」だけを注文し、瓶詰めするのを数十分待って頂き(提供は現在セミオーダー状態のため)、購入して帰られるお客様もいらっしゃいます。
- 蜜蝋(みつろう)
蜜蝋は、いわゆる「蜂の巣」の余分なところを溶かして固め、精製したものです。
蜜蝋になる部分は、- ミツバチによって天板や側面に作られてしまった巣
- 「巣のフタ」を切り取ったとき
に採取されます。
これらを溶かし、濾して、冷えるまで待ち、再び加熱し、濾して・・・を数回繰り返して出来上がります。多少の不純物が混ざりますが、まるで石鹸のような色合いになります。- 蜜蝋の用途
例えば、シルバーアクセサリの型作りのために購入 された方もいらっしゃいますし、簡単なものなら蝋燭(ろうそく)作りやワックス作りなどの材料とされる方もいらっしゃいます。
食べ物ではございませんが天然成分100%ですので、仮に誤食してしまった場合でも蝋燭などで燃やしてしまっても安全性が高いのが特徴です。
……と、ちょっとした商品自慢のようになってしまいましたが、瀧養蜂場では品質と安全性を極力高めております。
昨今、混ぜ物はちみつや偽はちみつが横行する中、皆様に「本当に美味しいはちみつ」を召し上がって頂くべく努力を続けて参ります。これからも、どうぞ宜しくお願いいたします。
共同経営者
瀧悠一