今年は「表年」だそうです。

はちみつ100グラム画像

表年:果物などがよく実る年。
我々養蜂家の「表年」といえば、「はちみつのよく採れる年」です。 ちょっと話が逸れますが、先日、栃木県のとあるベテラン養蜂家のところへ行ってきました。はちみつの売却の話だったのですが、瀧養蜂場の蜂蜜は「適切なものである」とお褒め頂きまして、同時にこの業界の裏話をいくつか耳にしました。数年前に違法行為を行っている養蜂家の一斉摘発があったそうで、偽造品や混ぜ物をする等の行為が日常的に行われていたとのこと。中には蜂蜜を一滴も使わず「蜂蜜」として販売していた事例もあったとか。挙句の果てには、取引先さまの蜂蜜を消費者の方が「偽者だ!」と騒がれたこともあったとか。あまりにもひどい話です。
その方は、こういった事が日常的になってしまっている養蜂業界のことを、非常に憂いていました。私や代表も、話を聞いていて「なんだそれ!?」と驚きを隠せませんでした。そういうこと(不正行為)は絶対にやってはいけない。

本題。
タイトルにもある通り、今年は養蜂「表年」です。昨年・一昨年は「裏年」だったそうで、非常に収穫量が少なく、卸価格も高騰していました。ところが、今年は10年に一度の大豊作だそうで、どこの養蜂家(個人・法人問わず)も「多すぎる」ほどの収穫があるそうです。瀧養蜂場も同じく、昨年と比べると結構なハイペースで収穫中。台風や、今後の梅雨前線の動きによって最終的な収穫量は変化すると思われますが、どうやら昨年の記録を更新することが出来そうです。
気象庁のページに天候の傾向が掲載されておりますが、今年は(実感として)・・・
・全国的に気温が高い。(花の開花が早い)
・降雨量が少ない(花が散りにくい、ミツバチが行動しやすい)
という特徴があります。昨年は春が遅れたため、同業者間での話し合いでもパニックでした。ところが今年は「休む暇が無い」というほどに大忙し。レンゲ蜜などは、かなり良質のものが各地で採取されているようです。

養蜂業は表向き「畜産」なのですが(飼育しているのは「動物」なので)、実際は農家のため、天候に左右されます。野菜や果物の価格が高騰したり下落するように、はちみつの価格もまた、その時々によって変化します。店頭価格・ネット価格は極力変化しないようにしておりますが、その年によって微妙に価格に変化が出ることもあります。その時は「ああ、今年は裏年なのかな」とか、「今年は表年なのかな」と、ちょっと思って頂ければ、と思います。

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