結晶化した蜂蜜の使い方。

おはようございます、瀧養蜂場です。
本日は「結晶化した蜂蜜の使い方」についての記事です。
また、あわせて溶かし方についても書いてありますので、はちみつが結晶化してしまい困っている方は是非ご覧下さい。結晶化したはちみつ

いやはや困ったもので、はちみつは気温が下がると結晶化してしまい、まるで角砂糖の巨大版とか、あるいは「らくがん」(お仏壇にお供えする砂糖菓子)のようなカチカチの状態になってしまいます。良くても「ザリザリしてドロドロしたもの」ということで……。
寧ろこういう半結晶化・結晶化したはちみつを好む方も結構いらっしゃるようですが、売り手としてはどうなんだろうなぁ、とか思ってしまいます。品質に問題は無いのですが、性質の問題ですね。

そこで、まずは「溶かし方」について説明します。
はちみつはセ氏50度以上になると成分が壊れ始めてしまいます。60度以上になると変質してしまいます。(この数字、重要!)
ですから、結晶化したはちみつを融解させるときは、温度に気を配る必要があります。理想的な融解温度は35度から45度。しかも、数分では解けません。ゆっくり、じっくりと待つ必要があります。あわてて高温にすると、融解はスピーディーですが、変質してしまいます。
(今度、保温庫を購入しようと思います。店頭品のほとんどが結晶化してしまっているので……)
瀧養蜂場のはちみつ瓶・はちみつボトルは45度までなら間違いなく大丈夫。ただし、湯せんするときは必ずなべ底に底板を敷いてください。なべ底に直接置くと、火や電磁調理器で発生した熱がそのまま瓶やボトルに伝わってしまい、はちみつが変質したり、最悪瓶が割れる・ボトルが変形したり穴が開いたりしてしまいます

それは面倒だ、もっと簡単な方法は無いのか、という方におすすめなのが電子レンジ利用。
あ、瓶のまま・ボトルのまま電子レンジにかけないで下さい。瓶は割れる恐れが、ボトルは融解・発火する恐れがあります
結晶化した蜂蜜を使う分だけ取り出し、別の容器で電子レンジ加熱します。量にもよりますが、数秒から10秒位で止めて様子を見てください。足りなければまた少し加熱、といった具合です。やりすぎると煮立ってしまうので注意しましょう。

次に、結晶化してしまった蜂蜜の利用法です。
とはいえ、蜂蜜は蜂蜜なので普通に使っていただいても大丈夫! ……ですが、例えばパンに角砂糖状態の蜂蜜を乗せるというのはちょっと考えにくいですよね。
結晶化した状態の蜂蜜は、溶かし方にも書いたとおり、熱を加えれば大丈夫です。
コーヒー・紅茶に入れる。煮物に入れる、など。溶かす使い方、あるいは「砂糖の代替品」として利用して頂ければ、まったく問題ありません。寧ろ、そういう使い方をする方が多いようです。白砂糖のかわりに蜂蜜を使う、という方ですね。

ちなみに、我が家では(パン or クラッカー) + チーズ + 蜂蜜という使い方が大ヒット中。

そういえば、東京に出張していた時、新宿駅か池袋駅の近くで「ハニーチーズピッツァ」なんてメニューを食べたような・・・。

結晶化した蜂蜜の使い方。” への2件のコメント

  1. 瀧養蜂場さま

    一般社団法人日本はちみつマイスター協会代表理事の平野と申します。

    今回の結晶はちみつについて
    読ませていただきました。

    たしかにはちみつの結晶化が嫌な方も多いですね。

    50度以上ではちみつのHMF数値が上がって
    カラメル化が進みます。

    協会では販売する側はこのはちみつの保管温度にもう少し関心を持っていただきたいなあと思っております。

    採りたての色、香り、味わいを少しでも長く保つ為の工夫をしていけば、いつでも美味しいはちみつを購入できるお店❣️
    としてリピーターは増えて行きます。

    それでも結晶した場合、私は通学講座でもお話ししていますが、必要量だけを取り出して小鉢などで湯煎をして溶かして頂くことをお勧めしています。電子レンジで結晶を溶かすのは個人的にはどうかな〜と思います。

    保温庫は結晶はちみつを溶かす為の物でしょうか?
    それとも結晶しない温度帯で保管するのでしょうか?

    大きなお世話ですがちょっと気になりました。

    •  平野様、コメントを頂きましてありがとうございます。また、スパムコメントに埋もれてしまいお返事が遅くなり大変申し訳ございません。

       電子レンジ“解凍”法についてですが、現代社会では時間に追われる人が多く、のんびり湯煎をして溶かすというのが難しいのが正直なところだと思われます。また、即時結晶化解除の利点として、湯煎と比較して「加熱時間の短縮」という点も見逃せないポイントではないかと思われます。例え50度未満であっても、溶かすまで時間が掛かりすぎては「低温火傷」と似たような状態になってしまうのではないか、と。
       少々屁理屈っぽくなってしまいますが、実情と、望む結果が出るという点から、妥当なところかもしれない、と考えております。

       昨年、自前で保温庫を製造しました。市販品では大きさが合わないため、木材と断熱材を使った1畳くらいの大きさのものです(高さは天井に届く程度にはあります)。保温庫は名前の通りで、結晶化した蜂蜜を溶かすほどの温度には上げておりません。結晶化する前の蜂蜜を、庫内を20度から25度の範囲で保管するように、セラミックファンヒーターと温調機を設定しています。役割としては「結晶化しない温度帯で保管する」になります。しかしこれでも結晶化してしまうものもあったりと、試行錯誤しておりますが……。業務用のはちみつ解凍装置は温度コントロールの点から当方にはちょっと合わないかな、と思い、導入を見送っております。

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